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スポーツと生活の豆知識
千葉ロッテマリーンズ球団は2005年からは同年韓国での公式戦開催中止を受けて立案された「360度ビアスタジアム」が行われている。
千葉ロッテと福岡ダイエーホークス(当時)は日本プロ野球の東アジアでの市場拡大を視野に、2004年シーズン中から韓国と台湾での公式戦開催について検討を行ってきた。その結果、翌2005年シーズンの6月28日と6月29日の2日間、日本プロ野球史上2度目となる海外での公式戦として韓国での開催が決定。カードは千葉ロッテ主催の対福岡ソフトバンクホークス2連戦とし、釜山の社稷(サジク)野球場、ソウルの蚕室(チャムシル)総合運動場野球場で各1試合を開催する予定であった。しかし、首都のソウルでの試合が、予定されていた蚕室野球場での開催が困難となり(韓国プロ野球のLGツインズと斗山ベアーズの2チームが本拠地として使用する球場のため、全く空き日が無い)、代替としてソウルの衛星都市である仁川の文鶴(ムナク)野球場での開催に変更したものの、集客力の問題と韓国でのプロ野球人気の低迷から採算が取れないと判断され、開催は断念せざるを得なくなった。
韓国での開催が中止となったこの2試合は本拠地の千葉マリンで代替開催することになったものの、週末に比べて動員力の低い平日のナイトゲームで、また韓国開催を前提にシーズンシートの契約対象外としていたことから、球団営業部はイベントの実施を決定した。この2日間に限り「来場者に色々な席で、様々な角度からゲームを見てもらう」というコンセプトの下で「360度ビアスタジアム」と銘打って、スタンドを全席自由席にしチケットを大人1500円、子供500円の均一料金で販売。更にビールを通常の半額の1杯300円、ソフトドリンクも200円に割り引いて販売するサービスを行った(但しブースのみでの販売とし、売り子による巡回販売は実施せず)。その結果28日は25,012人、29日も23,838人と、2日間とも通常の平日のナイターを大幅に上回る観客を集め、概ね好評だった。またこの「ビアスタジアム」は全席自由とすることで観客の動向を調査し、スタンドのどの席にニーズがあるのかをリサーチする目的もあった。
「ビアスタジアム」は翌2006年シーズンも6月27日の北海道日本ハム戦、8月30日の福岡ソフトバンク戦の2度実施され、6月の試合では観衆の実数発表を開始してから当時の最多となる29,152人を記録した。
