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スポーツと生活の豆知識
2003年のプロ野球日本選手権シリーズ第4戦、阪神は中5日の井川慶、ダイエーはブランドン・ナイトが先発した。1回裏、立ち上がりが不安定なナイトは、赤星憲広に四球を与えてしまう。続く金本の打席で赤星が盗塁に成功したが、王監督が赤星の盗塁に「アウトではないか」と抗議したが覆らず(スローで見たら確かにアウトのタイミングであったが、城島送球がショートバウンドしていたため印象が悪く、鳥越の好捕も報われず)。
結局金本も四球で塁に出て、4番に復帰した桧山が右中間への2ベースで阪神が2点を奪い、今シリーズで初めて阪神が先制する。続くアリアスは三振に倒れるが、片岡のヒットが続き3点目をあげる。
2回表にダイエーが松中のソロホームランで1点を返し3-1とする。3回以降ナイトと井川の投げあいが続きこう着状態が続く。
4回裏阪神は、2死から矢野がヒットで出塁したが藤本が三振に倒れ、5回裏井川が四球で出塁したが今岡の併殺打で無得点に終る。
6回表ダイエーの攻撃は鳥越がヒットで出塁し、ナイトの代打・大道が出たが、井川が気迫の投球で三振。村松がレフトへ前ヒットで出塁後、川アの代打・ズレータが出たがライトフライに倒れ、続く井口もショートゴロで倒れ無得点。
6回裏ダイエーは2人目の投手渡辺正和が登板したが、金本が2試合連続ソロホームランを放ち、4-1と阪神が突き放す。渡辺は桧山をセカンドゴロに抑え、3人目佐藤誠につなげた。佐藤はアリアスに死球を与え、片岡をファーストフライと抑え2/3回を無得点に抑えた。続く4番手岡本が登板し、矢野を三振に仕留める。
しかし7回表、ダイエーは松中の2塁打から、城島、鳥越、柴原の連打、村松の死球で井川を打ち崩し1点差まで詰め寄る。井川のリリーフに安藤が登板したが、川アに四球を出してしまいダイエーが4-4の同点で追いついた。その裏、今岡のヒットが出たものの無得点に終る。
8回表、ダイエーは松中が四球で出て、城島が併殺打で2アウトになったが、バルデス、柴原の四球、鳥越のヒット、本間満の打球を安藤がエラーし、5-4と勝ち越しに成功する。安藤はまさかの乱調で降板となったが、続く吉野が村松の代打、稲嶺誉をセカンドゴロに仕留め、後続を断つ。
その裏、ダイエーは第2戦以来のストッパーとして新垣渚を登板させたがこれが裏目に出る。金本に四球で出塁。続く桧山は三振に倒れ1死からアリアスの打席で、金本が盗塁し得点圏に進む。カウント2-1からの4球目、外角に逃げてくスライダーをレフトへ運んで金本が生還。5-5の同点に追いつく。アリアス曰く『金本さんが盗塁してくれたので、何が何でもという気になった。』続く吉野の代打、平下晃司、矢野が倒れ無得点に終る。
9回表阪神はジェロッド・リガンが出口雄大にヒット、井口にボークを与えた後送りバントでランナーを三塁に進められる。ここで阪神は、リガンに代えて守護神ジェフ・ウィリアムスを登板させる。松中に四球を出すが城島をサードゴロに討ち取り、沖原のバックホームで矢野が飛び出した3塁走者の出口を本塁アウトにする。続くバルデスを三振に仕留め、無得点に抑えて絶体絶命のピンチを乗り切り試合は第3戦同様延長戦にもつれ込んだ。
10回表、ウィリアムスは下位打線を無得点に抑える。その裏赤星がセンターフライに倒れた後、1死走者無しから金本が右翼席にサヨナラ本塁打を放ち、阪神が6-5で勝利し4時間10分に及ぶ『死闘』を阪神が制す。 対戦成績を2勝2敗のタイに追いつき星野監督自身日本シリーズを通じて初めての2勝目を飾る。 この試合で阪神は『最後まで諦めない野球』の貫禄を見せ付けた。
日本シリーズで2度サヨナラ勝ちしたケースは、1983年日本シリーズ・西武−巨人戦の巨人と、1992年日本シリーズ・西武−ヤクルト戦のヤクルトの2チームだが、同一チームが2試合連続サヨナラ勝ちした事はシリーズで初。
日本シリーズでのサヨナラ本塁打は、1995年日本シリーズ・ヤクルト−オリックス戦第3戦で平井正史からサヨナラ本塁打を打った池山隆寛以来8年ぶりで、阪神の選手でのサヨナラ本塁打はシリーズでは初。
